定年間近の適応障害
定年まであと一年というところで「適応障害」の診断を受けました。
このブログは、5年前に躁うつ病になった妻と、何でも食べてしまう異食症の猫が、 どのようにして彼をサポートしていくのか。もしくはサポートなどできないのか……。 そんな日々を綴ったブログです。
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だんな様
いまや適応障害患者数は100万人超えとも言われおり、 誰にでも起こりうる、ごく当たり前の病気となりました。
旦那様は59才。 結婚して35年、うつ病になるような性格ではないと思っていました。
趣味は、釣り・サウナ・ラーメン食べ歩き。飲み会も多く、家族は大切にしてくれましたが、 自分が一番好きという感じでした。
会社は勤続35年。 遅咲きですが3年前から管理職になり、そのあたりから少々様子がおかしくなりました。
本格的に症状が出たのは一年前。会社へ行く朝、ため息ばかりで動きが止まってしまうのです。
それでも何とか背中を押して出勤してもらいました。
ここで私の事も少し・・・。
54才、パート勤務、5年前に「躁うつ病」の診断を受けました。
当時、義父と同居しており「前立腺がん」を患っていました。 義父はとてもマイペースな人で、入院しても勝手に家に帰ってしまったり、病院に付き添っても、どこかへ行ってしまったり・・・。
そんな義父に振り回され、だんだん家に居るのが辛くになってきました。
同じ時期に、 実姉が「平滑筋肉腫」、義兄が「多発性骨髄腫」、義妹が「十二指腸ガン」 いずれも希少ガンで、特に「平滑筋肉腫」と「多発性骨髄腫」は完治が大変難しいと言われてました。
姉夫婦には自閉症の息子がおり(当時小学5年生)この子のこれからを、どうしたらいいのか・・・。
その後、夫婦ともに亡くなりました。
いろいろな事が重なりすぎて、私はとうとう動けなくなってしまいました。 最初は「自律神経失調症」と言われましたが、その後「躁うつ病」であることがわかりました。
「うつ病」は心の病気。
「躁うつ病」は脳の病気です。
自分では気づかないのですが、ずっとハイテンションで動きまわり、寝ないで掃除ばかりしています。
部屋の模様替えをしたり、押し入れの中をひっくり返したり。動きたくないのに、勝手にチャカチャカしてしてるのです。
自分の意志に反するので、身体もすごく疲れました。
しかし、心療内科で処方された薬を飲んだら、動きがおさまり気持ちも楽になりました。
そして長年悩んでいた片頭痛も、劇的に良くなってきたのです。