えりおのそら

定年まであと一年というところで「適応障害」の診断を受けた旦那様。 躁うつ病の私と異食症の猫が、はたして旦那様をサポートできるのか。そんな日々を綴ったブログです。お気に入りのサウナ施設やグルメなども紹介します。

猫もそれぞれ

二匹の猫

 

ゴールデンウイークに娘夫婦が旅行に出掛けるため、愛猫のキナコちゃんを三日間、

わが家で預かりました。

 

生後9か月のキナコちゃんは本当に手のかからない猫で、可愛くて可愛くて、だんな様

もメロメロでした。

 



そんな可愛いキナコちゃんがキャリーバック越しに通りかかると、わが家の猫ソラく

んが鬼の形相で威嚇してきます。

怖かっただろうに、激おこのソラくんに対して、キナコちゃんは知らん顔。

メンタル強し・・・

 

一階にソラくん、二階にキナコちゃんの部屋を構えましたが、脱走して二匹が接触する

といけないので、キナコちゃんの部屋の扉にキャットタワーを挟んでブロックしてみ

ました。

そうしたら頂上までよじ登ってきたので荷物を置きました。

 

 

 

部屋の中も見えるし、本人も思いのほか気に入って様子でした。

 

 

一方ソラくんは、キナコちゃんの存在が怖くて怖くて、食器棚の上から降りてきません。

 

 

声をかけてもシャーシャーを連発。

 

 

翌日からは、落ち込んだようにうずくまってしまいました(笑)

 

 

猫にも個性

 

昔、猫を飼っていましたが、今のように室内での飼育はソラくんが初めてなので、

人間の食べ物を食い散らかしたり、ゴミをあさったり、布・紐を食べたり、

誤飲するので常に監視してないといけないのは、猫の性質だから仕方ないと思っていま

した。

 

しかし今回、キナコちゃんを預かって衝撃を受けました。

 

なにこれ、どーなっているんだ。

うちのソラくんと全然ちがうではないか。

 

キナコちゃんは子猫なのでいつも動き回っていますが、人間の食事は食べないし、

変な物も食べない、一人でずっと遊んでいるのです。

究極に人懐っこくて、誰にでもゴロゴロしてくれます。

 

でもそれはきっと、キナコちゃんが良すぎる猫なのです。

 

猫と猫を比較しているわけではありませんが、

キナコちゃんのように飼いやすい猫をお迎えできれば、宝くじに当たったかのような喜

びだし、ソラくんのような手間のかかる猫とご縁があったら、それはそれで「手のかか

る子ほど可愛い」ということわざ通り、愛着がわいて愛おしい存在になるのです。

 

という訳で、無事にキナコちゃんは自分の家に帰り、私のゴールデンウイークは楽し 

く終わりました。

 

キナコちゃんありがとね。

君は本当に可愛いよ。

また一緒に遊ぼうね。

 

 



 

 

 

 

 


 

可愛い猫はキナコちゃん

娘の猫

 

名前は「キナコ」

アメリカンショートヘア・ブラウンタビー ♀ 8か月

 

 

 

 

猫が大好きな娘夫婦は、結婚したらすぐ子猫をお迎えしようと思っていたのですが、

息子が産まれて育児に奮闘する毎日に、猫のお世話まで絶対無理ということでしばらく

様子をみていました。

 

猫を飼うということは、可愛いだけでない命を守る覚悟が必要です。

特に私の猫「ソラくん」は、以前ブログにも書きましたが 本当に手のかかる猫で、

すぐ誤飲して何度も死にかけました。

 

二歳半になった今でも目が離せない生活で、実家の猫がこんな感じだから

娘も猫をお迎えするの躊躇していたかもしれません。

 

それでも、商業施設の中のあるペットショップをのぞいては、見てるだけと自分に言い

聞かせ、夢を膨らませていました。

 

 

運命の出会い

 

ある日、いつものようにペットショップに寄ってみると、一匹の子猫ちゃん出会いまし

た。実家の猫と同じ、アメリカンショートヘアーの女の子です。

 

その子猫ちゃんは、すごく人懐っこくて可愛くて、そして孫の晴くんとグータッチま

でしたのです(本人曰く)

 

もう完璧に心をもっていかれて、子育てが少し落ち着いた事もあり、即購入を決めてい

ました。

 

 



 

猫と猫を比較するのはどうかと思いますか、うちの「ソラくん」とは全く違い、

「キナコちゃん」はお利巧さんなのです。

 

人間の食べ物は手を出さないし、誰が来ても威嚇しないどころか、きちんと全員に挨拶

してくれるのです。

 

猫の挨拶とは、頭と頭をコツっと合わせてくれるのですが、これが本当に可愛い!

 

いつもゴロゴロゴロゴロ喉を鳴らしてくれます。

 

ペットショップへ引き取りに行った時も、店員さんが寂しいと泣いてくれたり、

かかりつけの動物病院の先生や看護師さんも、診察中ずっとゴロゴロいってるので、

めちゃくちゃ可愛がってくれます。

 

それにしても個体差がありすぎるな・・・

 

 

 

お世話します

 

そんな可愛いキナコちゃんを、このゴールデンウイークに娘一家が旅行に行くため、3日間預かることになりました。

 

うちのソラくんは怖がりだし神経質だし、キナコちゃんと一緒の過ごすのは無理だと思うので、ペットホテルだと思って一部屋にいてもらおうと思います。

 

 

キナコちゃんのお部屋は完璧☆(これはソラくんです)

 

 

でも、もしかしたら仲良くなってくれるかもしれない。

そんな淡い期待もあり、部屋の下見にきたキナコちゃんをキャリー越しに対面させてみました。

 

はたして・・・

 

 

 

 

 

 

やっぱりだめでした・・・あたりまえですが。

 

その後もソラくんはシャーシャーが止まらず、私にも娘にも、孫の晴くんなんか顔を2回もバリか

かれました。赤ちゃんには決して手を出さなかったのに・・・

 

でも、ソラくんにしたら自分のテリトリーに知らない猫が突然入ってきて、

ビックリしたのと怖いのと、追い出されるかもしれないという不安と。

違う猫になってしまったかと思うくらい豹変していました。

 

 

 

ごめんねソラくん。

 

どんな君でも大好きだよ。

 

だってソラくんは、私の人生を豊かにしてくれる大切な存在だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

また食べた猫

様子がおかしい

何故また食べてしまったのだろうか。

私たちが常に神経を尖らせ、細心の注意を払っているのに、愛猫はそれを完璧にすり抜けていくのです。

 

一週間ほど前から嘔吐くような行動をするのですが、至って元気なのです。 ごはんも相変わずモリモリ食べるし、ウンチも良好。

しかし、毎日2、3回吐きそうで吐けない、そんな様子をみせていました。

 

ソラくんはいつも私たちの目の届く所にいるし、危ないオモチャは片づけてあります。

何かを食べたとは考えずらかったのです。

 

 

3日後、どうしても気になったので、かかりつけの動物病院へ行きました。

先生は「エコーには何も写ってないし、胃腸風邪かな〜。お薬で様子みましょう」

 

良かった・・・また何か食べたのかと思ってドキドキしました。

 

以前、度重なる誤飲に、飼い主失格と叱られた動物病院には、さすがにもう行けなくなってしまい、新しく近所に開院した動物病院へ行きました。

あの時私はすごく傷ついたけど、誤飲はやはり飼い主の不注意です。

 

やっぱり食べていた

 

薬を5日分もらって飲ませたら、嘔吐くのがなくなりました。

やっぱり胃腸風邪だったのかな。

 

しかし、お薬を飲み切った日の翌朝、餌を残していました。 食に対する執着が半端ないソラくんが、餌を残すなんて体調不良以外ありえない。

何を食べたのか、記憶たどっても全くわからないのです。

 

そうしてるうちに嘔吐。 嘔吐物には餌しかありませんでした。

その日はあいにく動物病院の休診日だったので、とにかく水分を与えなくてはと、 食事を止めて、ちゅうる水(ちゅーるを水で薄めたもの)で様子をみました。

 

お昼過ぎ、今度は大量の嘔吐です。

吐いた物の中にウエットティッシュがありました。 20×20の大判厚手でアルコールタイプ。

 

 

どうしたらいいか

最近はテーブルを拭くのも除菌ウエットティッシュです。

使い終わったウエットティッシュは蓋付きごみ箱に捨てるのですが、その蓋を開けて食べたようです。蓋付きごみ箱にロック機能はありませんでした。

よく考えたら、ウエットティッシュは美味しい匂いがします。

 

幸い全部吐いてくれたので、その後ソラくんは元気に走りまわってます。

 

またもや今回も命びろいしました。

ソラくんが安全に暮らしてもらうための摸索は、まだまだ続きそうです。

 

 

 

異食症の猫

念願だった猫ちゃん

わが家には2歳になる猫がいます。 名前はソラ。 アメリカンショートヘア (♂)

同居していた義父が亡くなり、娘二人が結婚して家を出たタイミングで子猫をお迎えしました。 ずっと猫を飼いたかったので本当に嬉しかったのですが、この猫が少し変わっていました。

 

「異食症」という病気を知っていますか?

 

「異食症」とは、本来の食べ物ではなく栄養価もないものを、自ら進んで口にして食べてしまう症状のことをいいます。

アゴム・マスク・ティッシュペーパー・毛布・タイツ・毛糸など、 あらゆる物を食べてしまいます。もちろん人間の食べ物も。

 

 

 

生後4ヶ月の時です。

そんな事とはいざ知らず、大きなホイップ入りメロンパンを、キッチンに置きっぱなしで就寝してしまったのです。

朝起きたら、食い散らかしたパンのくずが散乱しており、まさか、こんな小さい猫が、あんな大きいパンを全部食べるわけない、そう思いましたが、やっぱり食べたようでした。

それ以来、人間の食べ物を無性に欲しがるようになってしまいました。

 

生後5か月。化粧をしている私の横で、ヘアゴムを食べているソラくんを発見! 急いで取り上げようとしたのですが、あっという間に飲み込んでしまったのです。

誤飲は命に関わると聞いていたので、急いで動物病院へ。

まだ飲み込んだばかりだったので、吐き気を促進する注射を打って吐かせ、ヘアゴムを出しました。

特にヒモ類は、腸閉塞などを起こしやすくて本当に怖いので気をつけて下さいと言われ、 反省したつもりでしたが、この事態をまだ私は甘く考えていました。

 

死ぬかもしれない

 

ある日、ごはんが大好きなソラくんが餌を残したのです。 体調が悪いことがすぐ分かりました。

そして数時間後大量に吐いたのです。

嘔吐物の中にはなんと、ヘアゴム8個・マスクのゴム1個があり、その後も吐き続け、 最後にヘアゴム2個、そして信じられないぐらい大量の新聞広告が出てきました。

ぐったりして動かないソラくんを抱えて、動物病院へ駆け込みました。

 

診察の結果、エコー検査で腸にまだ何かあるとのこと。 もし途中で異物が腸に引っかかったら、緊急開腹手術になると説明があり、入院して様子をみること。

 

翌日の朝、ドキドキして動物病院へ行ったら、何とか異物が流れており、 脱水症状も改善しているとの事で無事退院になりました。

 

動物病院の先生から 「この猫ちゃんは、異食症という何でも食べてしまう性質をもっています。 7歳ぐらいになったら落ち着くかもしてませんが、部屋に閉じ込めるか、ゲージの中で飼うくらいの覚悟でないと、次は本当に死にますよ!」

 

それから家族で話し合い、和室にソラくん専用の部屋を作って、そこから一切出さない生活をはじめました。

それでも来客や孫たちが来たときは油断してしまい、ソラくんが抜け出す時が多々ありました。

 

その後も7回くらい誤飲して、動物病院の先生から「信じられない、飼い主の自覚がなさすぎる!」と激怒され、もう病院には行けなくなりました・・・。

 

 

ペットを飼うとは、こんなにも大変なことなのか。 可愛いくて仕方ないけど、自分の不注意で死なせてしまうかもと思うと、本当に胸が潰されるような思いでした。

それから月日は経ち、2歳を過ぎた今も落ち着く気配はなく、目の届くところにソラくんがいないと、家中を探す毎日です。

 

猫の尊さ

 

今回、だんな様が「適応障害」になって療養している時、一番寄り添ったのはソラくんでした。

猫は人間の心がわかると聞いたことがありますが、本当かもしれません。 いつもは私なのに、最近、だんな様にピッタリくっついています。

お手間ばかり掛かるけど、ソラくんがいてくれて本当に良かった。

暖かい猫ちゃんに包まれると、自然と心がゆっくりできるのです。